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お客様の声

デジタル人材事業

"旅行" をITで支える。 グローバルな視点と日本独自の文化を理解した、次世代デジタル人材の必要性

TOPPANトラベルサービス株式会社

2025年3月に撮影した写真です

TOPPANトラベルサービス株式会社 IT戦略・事業開発部 部長 平出 悟 様

まず、TOPPANトラベルサービス株式会社様の事業内容について教えてください。

平出氏: 弊社は旅行業を営んでおり、TOPPANホールディングス株式会社の100%子会社の旅行会社です。一般的なレジャー旅行ではなく、①BtoB業務渡航の手配(支援、コンサルティング)をメインとしています。 例えば、企業の海外出張に関する航空券やホテル、ビザの手配から、渡航に関するリスク管理までトータルでサポートしています。

その他には、②海外人事サポート(海外駐在のサポート、外国人の受け入れ・採用フォロー)。海外赴任者の住居探しや保険手続き、赴任後の生活サポートなど、企業の人事担当者様の負担を軽減するサービスを提供しています。そして、③MICE事業(企業の周年イベントのサポート)。企業の記念式典や表彰式、社員旅行など、企業の様々なイベントを企画・運営しています。

この3本のサービスを柱に事業を行っている会社です。

平出様の担当業務について詳しく教えてください。

平出氏: 私はIT戦略事業開発部の責任者を務めています。部署は合計8人のチームで構成されています。

まず、①IT戦略・事業開発部では基本的に以下を担当しています。

会社全体のインフラ整備や管理

業務システムのメンテナンス、開発

IT資産管理

ヘルプデスクなど

簡単に言うと、IT関連のこと全てですね。会社全体のIT戦略策定、IT化、今使ってるシステムやサービスの運用・保守、導入検討などを行っています。

そして、②事業開発としては以下を担当しています。

3つの事業の収入拡大の支援、市場拡大のための戦略立案

新規の事業開発(例 BtoCへの展開、旅行によらない業務・商材の開発、新規の取引先・投資先の選定)など

エイプリルナイツのデジタル人材サービスをご活用いただいている理由、業務委託エンジニアが必要となった経緯を教えてください。

平出氏: 2016年に弊社に入社したとき、前職のゲーム業界の人材と比較し、大きなギャップを感じました。弊社のIT部門の人材は、知識量を含め、個に依存している状態だったんです。

入社時に求められていたことは大きく2つありました。①IT自体のブラックボックス(業務プロセスやシステムなどが属人化して、その実態がわからなくなる状態)の排除、平準化。②新規事業の創出です。

特に①を進めるには、新しい人材の投入が不可欠でした。しかし、旅行業界の人材コストは、一般的なIT業界と比べてどうしても低く抑えざるを得ません。そのため、十分なスキルを持つ人材を正社員として採用することが難しかったのです。

これでは、新しい人材の投入が難しい。かといって一人の力で何かしら変えていくのは難しい…。 そこで、業務委託、派遣という選択肢にたどり着いたわけです。

エイプリルナイツの社員が従事している業務内容について教えてください。

平出氏: 日々の業務としては、従業員がシステムに関する依頼(リクエスト)を出すので、それに対するパソコンの設定やアカウントの設定、その他、従業員からの問い合わせに対する対応・サポートなど、一般的なIT部門の業務ですね。

その他には、各自が月ごとにテーマを決めて、私がサポートしながらプロジェクトを担ってもらっています。 例えば、新しいシステムの導入検証やセキュリティ対策の強化など、多岐にわたるプロジェクトがあります。

エイプリルナイツがリブランディングを行い、ゲーマー人材の活用を強化していくことについてどう思われますか?

平出氏: 実は、元々大切にされていたゲーム好きのためのコンセプトがどう変わってしまうのか気になっていたんです。

私自身、それほどゲームをやり込んでいるわけではありませんが、学生時代はゲームセンターに入り浸っていた時期がありまして。当時の周りの目からすると、「人付き合いがあまり良くない人」というイメージで見られていたんです。一般的にゲームに携わっていない人からすると、ネガティブな印象を持たれがちですよね。

ただ、ゲームを通じてコミュニティが形成され、コミュニケーション能力も養われたりと、良い一面も経験できました。

エイプリルナイツさんには今後も「ゲームをやっているからこそ、こんな強みもあるんだ」ということをポジティブに発信し、社会のイメージを変えていける会社であってほしいと願っています。

"年齢も経験も関係ない" デジタル人材に求めるものと、エイプリルナイツへの期待

業務を任せるにあたり、どのようなデジタル人材を求めていますか?スキルセットや、今後のAI化を踏まえた人柄なども含めてお聞かせください。

平出氏: 入社した当時からはフェーズが変わってきていると感じています。元々はIT人材の教育の平準化を目的に採用していましたが、エイプリルナイツさんのご協力もあり、その目的は達成できたと感じています。(旅行業界は、なかなかそういった人材を採用するのが難しいんです)

今後は、システムを保守するだけでなく、業務効率を上げるための提案や改善活動を積極的に行える人材を求めています。

チームの人数的にも、受け身な方よりも、自分から課題を発見し、解決に向けて推進できるような方、積極的に手を挙げて確認してくださるような方を求めています

また、生成AIなど新しい仕組みやシステムなど、ITのルールが常に変わっていく中で、仕事でもプライベートでも積極的に新しい情報にアンテナを張っている方、常に先端技術への興味関心を強く持っている方と一緒に仕事がしたいです。

エイプリルナイツのデジタル人材サービス全般について、ご意見をお聞かせください。

平出氏: 提案の速度が速いのが素晴らしいですね。2016年からご支援いただいたことで、弊社の業界やニーズ感を深く理解してくださっているので、すべてを一から説明しなくても、すぐに最適な人材を提案してくれます。

長年寄り添ってくれているので、阿吽の呼吸で、弊社のことを理解してくれている安心感があります。 弊社の課題や社風を理解した上で、それに合った人材を選んでくれるので、ミスマッチが少ないと感じています。

デジタル人材不足の時代こそ、エイプリルナイツの "育成力" が活きる

エイプリルナイツのデジタル人材のパフォーマンスはいかがでしょうか?

平出氏: 非常にありがたく思っています。弊社のブランドだけでは集まらない、若いITに触れたことのある人材が入ってくれるため、会社自体に新しい風が入ってくる感じがします。

基本的になんでも前向きに吸収しようとしてくれる方が多いので、本当に助かっています。

印象としては、ゲームが好きな子が多いのでコミュニケーションは苦手かな?と思うこともありましたが、仕組みや新技術の機能の確認・調査はとことん突き詰めて行ってくれるところが非常に素晴らしいと思います。

今後、TOPPANトラベルサービス株式会社として、どのようなデジタル人材が欲しいですか?

平出氏: 旅行業界のシステムは海外発祥のものが多いので、グローバルな視点を持っている人材が不可欠です。

しかし、海外のシステムをそのまま導入するだけでは、日本のお客様のニーズに合わない部分も出てきます。

そのため、日本の商習慣や文化を理解した上で、海外のシステムをローカライズできる人材が必要です。つまり、日本の作法を知ったグローバル人材ですね。 また、業務を深く理解した上で、最適な仕組みを構築できる人材も必要です。

エイプリルナイツに、今後期待することは何でしょうか?

平出氏: それぞれの個性や強みを活かせるような教育をしてほしいと思っています。

例えば、好きなゲームの傾向から、その人の性格の特性が見えてくると思うんです。そこを教育に活かして、「この人は、こういうゲームをやっていたから、こういう強みがあるんだ」ということを具体的に伝えられると、企業側としても納得感を得やすいと思います。

また、チームリーダーとしては、ゲーム感覚で業務に取り組める方、常にポジティブなマインドを持って、周囲を巻き込みながら目標達成を楽しめるような人材に期待しています。

エイプリルナイツさんには、そういった人材を育成し、これまで通りご紹介いただけることを願っています。

最後に、TOPPANトラベルサービス株式会社様の今後の展望について教えてください。

平出氏: これからも、変化の激しい旅行業界において、ITの力でより良いサービスを提供できるよう、エイプリルナイツさんと共に、成長していきたいと考えています。

平出様、本日は貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。 今後も弊社のデジタル人材が最大限、事業のサポートをさせていただきます。

※本インタビューは2025年3月に実施されました。本文中の情報は取材当時のものになります。